心臓リハビリテーション

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心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーションとは?
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心臓リハビリテーションとは、心臓や心臓を取り巻く血管(冠動脈)に疾患のある患者様を対象とした運動療法を中心としたリハビリテーションです。
心不全(病気などにより心臓の働きが低下した状態)を起こした患者様が、心臓の機能改善をはかって質の良い生活を送るためのプログラムです。医師の指導のもとに運動などを行って、心機能を高めたり、心臓の病気の再発率を低くすることを目指します。

当院では心臓リハビリテーション専用のリハビリ室を設置しており「CPX(心肺運動負荷試験)」というリハビリテーション機器を導入しています。「CPX」は有酸素運動能力を数値化できる機器で、専用の自転車をこぐことで計測できます。そして、この測定結果を心臓の病気の予防などに効果的に役立てています。

また、リハビリテーション継続後に「CPX」で検査すると、ご自身の心機能の改善具合を数値で実感することも可能です。数値がわかると、患者様の自信にも繋がりますし、社会復帰の目安を明確に立てることにも役立てられます。

◆ 適応となる疾患
  • ・心筋梗塞
  • ・心不全
  • ・大血管疾患
  • ・末梢動脈閉塞性疾患
  • ・狭心症
  • ・開心術後
  • ・閉塞性動脈硬化症
◆ 心臓リハビリテーションの流れ
〈 所要時間 〉60分程度
〈 所要時間 〉60分程度

当院を受診し医師の診断・処方が必要です。必要に応じ、心肺運動負荷試験を行い、適切な運動負荷量を測定します。
また、定期的に心肺運動負荷試験を実施し、運動効果に評価を行います。

場 所

心臓リハビリテーション
専用リハビリ室(クリニック3階)
  1. バイタルサインの測定・問診
  2. 準備運動
  3. エルゴメーター
  4. 休憩
  5. グループエクササイズ
  6. バイタルサインの測定
◆ リハビリテーション機器紹介
心肺運動負荷試験(CPX)
エルゴメーターを用い、呼吸中の酸素と二酸化炭素濃度、心電図、血圧を計測し、体全体の総合的な機能を評価します。心臓への負担を抑え、安全性の高い運動強度を決定し、適切な運動処方を行います。
エルゴメーター(自転車)
心肺運動負荷試験の評価やご本人の体力、疾患の状況に応じた負荷を設定します。有酸素運動は、運動耐容能の増大、心拍出量の増大の効果があり心負荷軽減を促していきます。また、下肢筋力増強エクササイズとしても適しています。
グループエクササイズ
日常生活や仕事に適切な体の動かし方をスリング、マット、エラスティックバンドを用いてエクササイズを行います。心負荷が強くならないよう動作中の呼吸の仕方や膝や腰に痛みがあっても行えるような運動の種類、負荷量のトレーニングプログラムを提供します。 

「心臓リハビリテーション」は心筋梗塞、狭心症、心不全などの心臓病の患者様に対してお一人おひとりに合った適切なプログラムで運動することにより低下した体力の向上、心肺機能の回復を図ってまいります。
当院では自転車を使用した有酸素運動だけでなく、スリングやグラウンドマットを使用したストレッチ運動なども行っております。
運動・リハビリテーションを継続することにより心臓病の再発予防(二次予防)、寿命が延長されることは臨床医学的に実証されています。
また心臓病の主な原因である動脈硬化や心筋梗塞の進展・発症の予防(一次予防)にも有効です。
当院では医師・看護師・臨床検査技師・理学療法士が包括的・継続的な心臓リハビリテーションを行います。

◆ 持ち物
  • ・運動しやすい服装
  • ・運動靴
  • ・タオル
  • ・お水(お茶)
◆ 予約制
1クール    9:15〜10:15
2クール 10:45~11:45
3クール 15:15~16:15
4クール 16:45~17:45
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